リフォーム実例集CASE 28

季節の移ろいを感じる、明るいLDKに

桜並木沿いの高台に立つI邸は、2階建ての5LDK。新築時から31年を経て、現在はI様ご夫妻のお2人暮らしです。そうした中、ご夫妻は寝室を2階から1階に変更し、移動の負担が少ないワンフロア生活にしようと旭化成リフォームにご相談されました。その際、南向きの明るいキッチンを中心にしたオープンな間取りに変えるプランが浮上。このリフォームにより、日々の暮らしの中で四季の移ろいを感じ、長く親しんできた眺望をより楽しめる心地よい住まいになりました。

CASE 28

IntroductionI邸[千葉県]

所在地

千葉県

築年数

31年

床面積

1階 105.45㎡/2階 65.44㎡

間取り

リフォーム前:2LDK(1階のみ)
リフォーム後:2LDK(1階のみ)

家族構成

新築時:お母様、ご主人、奥様、お子様2人
リフォーム時:ご主人、奥様

生活空間を1階に集約するにあたり、大胆にLDKも変更することに

見晴らしのいいロケーションにあったご主人のご実家をヘーベルハウスに建て替えたのは、1985年のこと。I様ご夫妻は、お子様たちとご主人のお母様、そして愛犬と暮らしてきました。やがてお子様たちが独立、お母様はご逝去され、5LDKという広い家でお2人暮らしに。外装や浴室などの部分改修は、必要に応じてなさってきましたが、大掛かりなリフォームを決断したのは、奥様がご長女に言われたひと言がきっかけだったそうです。
「私が片付け中にケガをしてしまって。それまでは2階で寝起きしていましたが、『階段の上り下りも危ないから、これからは1階を寝室にして』と娘に言われたんです」
旭化成リフォームにご相談された当初、ご夫妻が思い描いていたイメージは、以前、ご主人のお母様が使われていた1階西側の洋室を寝室に変え、あとはキッチンの新調、床暖房の導入といった内容でした。ところが打ち合わせを重ねる中で、女性の設計担当者から南側にキッチンをしつらえるプランを提案しました。「奥様が長い時間いらっしゃるのはキッチンとダイニングとのこと。この高台からの眺望を楽しめる位置にキッチンを移し、ダイニングとリビングとひと続きの空間にすれば、より暮らし心地がよくなるはず」という思いがあってのことでした。それにご長女が賛成されたこともあり、ダイナミックな間取り変更を伴うリフォームへと動き出したのです。

Floor Plan 1階間取り

  1. Before

  2. After リフォームプランは、リフォーム当時の法規制、
    社内ルールに則って作成しております。
    一部、ルール変更やお客様の仕様・年代等により
    同じリフォームプランができない場合がございます。

景色を楽しみながらキッチンで朝食を。家事動線も改善

「南側にキッチンをつくるなんて、プロの発想は違うな、と思いましたね」。そう奥様は振り返ります。以前は和室だった1階の中央にキッチンを配置したことで、暮らし心地が大きく変わりました。 まず玄関との距離が近くなったことで、買い物やゴミ出しなどの家事動線も短くなっています。これが楽で快適だとご主人も言われます。
また景色や庭の緑を眺めつつ調理や片付けができるキッチンにはカウンターも備わり、ここがご主人と朝食を楽しむ場に。「毎朝、私がお風呂に入っている間に、主人がパンを焼いてコーヒーをいれてくれるようになりました」と奥様は喜ばれています。

ほどよい距離感が夫婦2人暮らしに心地よい

広いLDKには、ご夫婦それぞれお気に入りの場所があります。奥様が長く過ごすのはダイニングとキッチン、ご主人はキッチン横のパソコンコーナーとリビングのソファ。それぞれの場所で思い思いに過ごしていても、お互いが視界に入り、気配を感じながら安心して過ごせます。

大きなLDKを自在に仕切る引き戸

リビングからダイニング、キッチンまでひとつながりの間取りは、開放的である一方、来客時にキッチンがお客様に見られてしまうことも。そこでI邸では、ダイニングとキッチンの間に引き戸を設え、必要に応じて仕切れるようにしました。また引き戸を閉めることで冷暖房効率を上げることもできます。

随所に施した収納の工夫

寝室とつながる便利なウォークスルーのクローゼット

生活空間をワンフロアに集約する際、収納スペースが不足することも考えられますので、効率的な収納を用意したいところです。そこでI邸では、ご夫妻の寝室と直結する形でウォークスルータイプのクローゼットを新設しました。お洒落なご主人も、「ひと目で見られるのがいいね」とご満足。その日お召しになる洋服やネクタイ、帽子などひと揃いをベッドに置き、コーディネートをするのが日課になりました。

お仏壇と神棚をすっきり収めたモダンな和室

「神棚とお仏壇を置く和室を残してほしい」というご夫妻のご要望から、1階西側の洋室を和室に変更。お彼岸の際にお経をあげてもらう場所として、また来客時に宿泊してもらう予備室としても活用されています。お仏壇は写真中央の上段にある扉の中に収まっています。床の間の奥側の面も濃紺のクロスを貼り分けし、落ち着いた中にもこアクセントを持たせました。

担当者の声

営業担当より

I様宅のリフォームでは、床暖房を採用するため床を張り替えるというご要望をきっかけとし、設計者の提案でキッチンの位置を変えるプランへと広がっていきました。間取りがここまで変わるというのもなかなかないことですので、私も思い入れが強かったです。工事を終えた後、明るくなったキッチンをお使いになったI様から「余生が明るくなりました」と仰っていただけたことが非常に嬉しかったです。

設計担当より

日頃から新築と同様、敷地環境を考慮してリフォーム設計するよう心掛けています。I様のお住まいは高台にあり気持ちのよい環境だったので、以前は和室のあった1階中央に、奥様が1日のうち多くの時間を過ごされるダイニング・キッチンを持ってくるプランを、思い切ってご提案させていただきました。
その一方、寝室の天井板は、I様がヘーベルハウスに建て替える以前のお住まいから引き継ぎ、50年の時を経たモノ。またお手持ちの家具や照明なども、長く愛用されてきたモノ。これらを新しくなった住まいに調和させた仕上がりになっています。
私自身も楽しく設計・お打ち合せをさせていただき、そして何よりI様が季節を感じながら楽しく生活をされていて、とてもうれしく思います。

Reform Flow リフォームの流れ

リフォーム工事期間
1ヶ月間(2015年5月)
  1. 2014年10月

    旭化成リフォームに初回ご相談

  2. 2015年3月

    プラン変更を経てリフォーム契約

  3. 2015年5月

    着工

  4. 2015年6月

    完工・お引き渡し

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