リフォーム実例集CASE 20
工場併用住宅を孫とふれあえる二世帯住宅に
家業のため、一つ屋根の下に工場と住宅スペースを設けたお住まい。かつて工場だった1階をリフォームすることでお孫さんとふれあうことのできる楽しい二世帯住宅になりました。
CASE 20
IntroductionY邸[兵庫県]
- 所在地
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奈良県
- 築年数
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23年
- 床面積
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1階 161.98㎡ 2階 144.62㎡
- 間取り
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リフォーム前:工場併用住宅
リフォーム後:二世帯住宅 - 家族構成
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リフォーム時:K様夫妻の2人、はなれ(本家)にお嬢様夫婦+3人のお孫さん
Floor Plan K邸の1階間取り
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Before
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After リフォームプランは、リフォーム当時の法規制、
社内ルールに則って作成しております。
一部、ルール変更やお客様の仕様・年代等により
同じリフォームプランができない場合がございます。
仕事中心の生活から、孫とのふれあいを楽しむ暮らしへ
縫製を家業とするK様が、工場併用住宅を建てられたのは約20年前のこと。1階を工場、2階をお住まいにされていましたが、お孫さんの誕生をきっかけに二世帯住宅へとリフォーム。2階部分をご次女一家に譲るため、1階をゆったりした居住空間に改築されました。
「震災が起きたこともあり、孫たちを丈夫なヘーベルハウスに住まわせたいと考えたんです。これまで仕事三昧で娘たちに手をかけられなかった分、孫たちとはじっくり過ごしたいという気持ちもありました」と、奥様。
工場だった1階は床面積が161.98㎡もあるため、各室とも広々。その中に設計担当は、お孫さんとのコミュニケーションが楽しくなる提案を随所に盛り込みました。
「おかげで、今が人生で最高です」と、奥様は満面の笑顔。お孫さんたちとともに、新しい暮らしを楽しまれています。
ポイント1 縫製工場から二世帯住宅へ
朝日が入るダイニング
「新築時は本当に忙しく、1階がほぼ工場だったため、間取りや動線については深く考えていませんでした」と振り返る奥様。今回の二世帯リフォームにあたっては、朝日が入るところで朝食をとりたいと、ダイニングキッチンを東に設計することから始めました。このダイニングを家族団らんの拠点と考え、家事をしながらでもお互いの顔が見えるアイランドキッチンを配置。お仕事のために残した事務室も、すぐ隣に設けています。
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Before
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After
こだわりの照明計画で大人の空間に
ダイニングから続くリビングは、石壁と大理石調の床が印象的な優雅な空間です。インテリアコーディネーターは、この空間をより効果的に見せる照明プランを提案しました。まずスポットライトで石壁独特の陰影を強調し、天井のクロスもほのかな立体感が照らし出される地模様のあるものに。シャンデリアはダイニングのペンダントライトとデザインを揃え、統一感を出しています。
大理石調の床が印象的
空間を効果的に見せる照明プラン
ポイント2 孫たちの気配を感じられる間取りに
お手伝いしやすいキッチン
新しいキッチンの背面には奥行き30cmの収納を設けました。吊戸棚のように高い位置の収納では、小さな子どもの手が届きませんが、こうした背面収納のように低い場所なら大丈夫。お孫さんたちが食器運びのお手伝いをしやすいようにとの配慮です。さらに奥様が扉ごとに和食器、洋食器、中華食器とわかりやすく仕分けをされ、効果てきめん。
「孫たちが料理に合わせて食器を選び、運んでくれるようになりました」
低い場所に収納が
お孫さんたちが食器運びのお手伝いをしやすい収納位置
仕事をしながら朝の会話を
お気に入りのリビングの南側には、奥様が縫製の作業をするミシン室が。日当たりがいいだけでなく、朝の食卓から玄関へ向かうお孫さんたちと会話ができます。
「朝7時半にはミシンに向かいますが、ここにいれば孫たちが登校する前にひと声かけられます」
奥様が縫製の作業をするミシン室
女の子同士、ファッションを楽しめるクローゼットも
同居するお孫さんは女の子3人。いずれはおしゃれに興味を持つ年頃になると考え、住まいの中央部分に大きなウォークインクローゼットを設けました。互いにバッグやファッション小物などを見せ合い、共用できるようになっています。取材時はまだ小学生、幼稚園生のお孫さんたちも、新しい住まいに大喜びでした。
住まいの中央部に位置するウォークインクローゼット
ポイント3 奥様の暮らしに合わせた収納計画
「お花」のための収納プラン
華道、着付けの先生としても活躍されている奥様は、花を飾る空間についてもリフォームプランに反映されました。たとえば玄関ホールの飾り台は、来客の正面に花が来るように配置されただけでなく、花を置く天板の色や照明、距離感などもトータルで考えられています。そしてその花台の下は、充実した花器の収納スペースに。
「花器は百点以上あるでしょうか。道具や小物は使う場所のすぐそばにしまい、扉を開けると全体をサッと見渡せるようにしておきます。そうすれば持ち物をフル稼働させられますよ」
そんな奥様のお考えを形にした収納も大きなポイントの一つです。
花を飾るのに適した空間に
扉を開けると全体を見渡せる
和室にも隠れた収納スペース
お着物についてはダイニングに隣接する和室へ。ここでは、たんすをたくさん置かずに和装小物などを多数整理するため、たっぷりの収納量を確保することがテーマでした。そこで、手前には引き出し式の収納スペースを、奥には畳を取り外して利用できる大容量の収納スペースを、それぞれ設けています。
大容量の収納スペース
担当者の声
設計担当より
「お孫さんの笑顔のために」と、K様のお孫さんへの愛情をプランに反映できるよう、一緒にお打ち合わせさせていただけたことを、うれしく思います。完成したLDKでうれしそうにクルクル走り回るお孫さんたちを、微笑ましく見守られている様子がとても印象的でした。本当にありがとうございました。
インテリアコーディネーターより
初めてお会いした時、奥様は「内装の打合せをするのをとても楽しみにしていたの」と、インテリア雑誌やヘーベリアン誌の切り抜きをたくさん見せてくださいました。ショールームにも足を運んでいただき打合せを重ね、奥様の夢をひとつひとつ形にすることができました。「プロにしかわからないこともあると思うから」と、私どものご提案にも耳を傾けてくださったことを感謝しています。こだわりが詰まった新しいお住まいで、ご家族の皆さまがにぎやかに、楽しくお過ごしくださればうれしいです。
Reform Flow リフォームの流れ
- リフォーム工事期間
- 1期 3ヶ月間(2012年6月-2012年8月)
2期 2ヶ月間(2012年11月-2012年12月)
3期 3ヶ月間(2013年11月-2014年1月)
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2011年12月1日
巡回訪問
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2011年12月21日
初回プラン提示
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2012年2月22日
リフォーム ご契約(I期工事 玄関廻り)
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2012年6月20日
着工
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2012年8月5日
完工
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2012年11月15日~12月25日
外構工事
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2013年6月13日
再打ち合せスタート
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2013年6月27日
リフォーム ご契約(Ⅱ期工事 LDK水廻り全て)
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2013年11月16日
着工
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2014年1月30日
完工
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