People for LONGLIFE 09

「変わるもの、変わらないもの」を見極め、
LONGLIFEデザインをかたちにしている人。

東京営業本部 東京本部設計課
上席設計士

吉村 卓也

チームデザインでお客様の希望を叶える
最高のHEBEL HAUSを
ひとつひとつ見つけていく。

HEBEL HAUSのインハウスデザイナーとして、ホームページや支店の営業から依頼を受けた邸宅の設計を行なっています。私が大切にしているのはチームデザインです。お客様の要望に対して生み出したアイデアやプラン、詳細検討、そして最終チェックと各場面において「チーム全員が納得できる」まで意見交換を続けていく。私は方向性を決め、チームメンバーの考えを調整し、かたちにする役です。大変難しく非常に時間が掛かる作業ですが、そうすることで一邸一邸に込められているお客様の想いに、最良の答えを丁寧に見つけていきます。

土地を理解すること。
そして、お客様の
想いの受け止め役になること。

設計する際、建物が建つ土地の歴史や成り立ちを理解することを大事にしています。理由は3つあり、基礎の設計に必要であるため、自然災害リスク(主に水害ですね)を考慮するため、そして、その土地から受ける印象・感覚を裏付け、設計の理路を確たるものにするためです。その上で、お客様のご要望をいかに叶えるか?本当に求められていることは何か?を考え、お客様がご納得くださるまで打ち合わせを重ねます。お会いするたびにお客様のご要望が変わることもありますが、大切なのはその全てを受け止めること。決して否定することなく、イメージを具体的に描いたものを見ていただきながら、丁寧に全体の計画との調和を図っていくことで、お客様との信頼関係を築いていきます。

「ふつうにつくること、
奇をてらわないこと」
それが私の目指している
LONGLIFEデザイン。

私の信条は、「ふつうにつくること、奇をてらわないこと」です。HEBEL HAUSは高性能で耐久性が高い建物で、骨組みを変えなくても、将来その中の間取りは自由に変えられます。そういったHEBEL HAUSの特長を引き出し、汎用性が高く、シンプルな空間をつくることを常に意識しています。住まい手はいつか変わります。リフォームがしやすく、住まい方にあわせて造り替えられるほうが、ハウスメーカーとしての方向は合ってますし、設計者としても普遍的なものを造ってる感じはしますよね。「ふつう」と言ってしまうと当たり前のように聞こえるかもしれませんが、それが結局LONGLIFEデザインになるんだと思います。

※この記事は2021年7月時点のものです。