リフォーム実例集CASE 27

愛着のある二世帯住宅をリフォームし、親子で住み継ぐ

かつて祖父母様、ご両親と暮らしていたA様のご実家は、A様と妹様が巣立って以来、ご両親お2人の住まいに。それならばと、A様のご提案で「子世帯と親世帯が気兼ねなく同居できる家」を目指し、リフォームされました。両世帯に光あふれるLDKと浴室を備え、お互いに自分のペースで生活できる快適な二世帯住宅となっています。

CASE 27

IntroductionA邸[愛知県]

所在地

愛知県

築年数

築22年

床面積

1階 101.50㎡/2階 99.57㎡/3階 26.06㎡

間取り

リフォーム前:LDK×2+6部屋
リフォーム後:LDK×2+4部屋

家族構成

新築時:お父様、お母様、ご主人、奥様、ご長女、ご次女
リフォーム時:ご主人、奥様、ご長女夫婦、お孫様

愛着あるヘーベルハウスを、現代の暮らしに合う二世帯住宅に

祖父母様とご両親が建てた二世帯住宅に、幼い頃から妹様を含めたご家族6人で暮らしていたA様。ご自身が大学進学を機に独立したあと、祖父母様のご逝去や妹様の独立を経て、ご家族の状況が大きく変わりました。2階建てで延床面積69坪という広い住まいに、ご両親2人暮らしとなったのです。 ご実家近くのマンションに奥様と暮らしていたA様は、ご両親から「2人には部屋が多すぎる」「浴室の床や壁がタイル貼りだから、目地の掃除が大変」という話を聞くようになったといいます。

「長年この家に住み思い入れがあったので、そういう状況ならばリフォームして一緒に住もうかと、私から両親に話を持ちかけました」とA様は振り返ります。 そうして2013年9月、A様ご夫妻とご両親で旭化成リフォームに営業担当者にご相談されました。ほとんど空いたままになっていた1階にご両親が住み、2階にA様の世帯が住むことにして、それぞれに快適な生活空間を設けることにしたのです。

くつろぐスペースと水まわりは両世帯に

両世帯に別々の家事スペースとリビングを

親世帯と子世帯が共にのびのび暮らすために、ご家族は「各世帯専用の水まわり」「ゆったりとしたリビング」を望まれました。このようにリフォームのテーマが明確に絞れたのは、すでに二世帯暮らしを経験し、家事や育児を担っていたお母様からアドバイスを得たことも大きかったそうです。

2階キッチン

1階キッチン

Floor Plan 1階と2階の間取り

<2階>オープンな間取りで全体に光が回るように

  1. Before

  2. After

リフォーム前、2階はサブキッチンが隣接した10畳のリビングの他、できるだけ個室を多く設けた間取りでした。それをA様ご夫妻が望まれた「明るく開放感のある広々としたLDK」が中心の間取りにリフォーム。個室のあった南側中央をオープンスペースにしたことで、光と風が廊下や階段の下まで行き届く伸びやかな空間に生まれ変わりました。

<1階>和室を洋室に変えて、使いやすい収納を新設

  1. Before

  2. After リフォームプランは、リフォーム当時の法規制、
    社内ルールに則って作成しております。
    一部、ルール変更やお客様の仕様・年代等により
    同じリフォームプランができない場合がございます。

1階に暮らすことになったご両親が課題にされたのは、和室や押入れ、タイル貼りの浴室でした。リフォームにあたり和室ふた間はフローリング張りとし、ご夫妻の寝室に。収納については以前タンス置き場にしていた納戸に棚や家事机を設け、より有効に活用できるスペースにしています。浴室は断熱性が高く、お手入れの手間が省けるシステムバスを取り入れました。

2階には子育てしやすいひとつながりのLDKを

ご長男の姿が見える対面式キッチン

A様ご夫妻とご長男が暮らす2階は、19.5畳と広いLDKをメインスペースに据えました。対面式のキッチンからリビングまで見通せるため、ご長男の遊ぶ姿を視界に入れつつ料理や洗い物ができ、安心です。またキッチンにはキャビネットと壁面収納の他に納戸も設けています。保存食材や飲料、日用品など大量にしまうことができ、すっきりした環境を保つことができています。

洗面所と浴室を新設し、気兼ねなく過ごせる

3畳のサブキッチンだった場所には、新たに洗面所をつくりました。設計担当者から「重量鉄骨なので、構造に関わらない部分は窓の大きさを変えることもできます」と提案を受け、大きめの窓に変えて明るく清々しい気分で使える水まわりに。隣には子世帯様専用の浴室も新たに設け、ご両親の生活リズムと違っても気兼ねすることなく使えるようになっています。

トップライトから光が差し込む子世帯の寝室

ベッド上部の吹き抜けが、シャープな印象をもたらす2階の寝室。北側の部屋ながら、トップライトを生かすことで昼間は十分な明るさが得られます。奥行き90cmと深く活用しにくかった押入れは、奥行き60cmのクローゼットタイプに変更して2ヵ所に設置。スムーズに身支度が整えられるようになりました。また壁を挟んだ背面(廊下側)には奥行き30cmの収納を設け、インテリア雑貨などを飾るニッチとして利用されています。

2階寝室

2階廊下

すっきり暮らせて人を招きやすい1階

引き戸で自在に仕切れる柔軟性の高い間取り

ご両親が暮らす1階は、くつろぐリビングと食の場であるダイニングキッチンを引き戸で緩やかに分けているのがポイントです。急な来客時でも引き戸を閉めれば、ダイニングキッチンを見られることなくリビングで応接できます。 お母様が選ばれたこだわりのキッチンは、高いカウンターを備えたタイプ。ワークトップがダイニングから丸見えにならず、またカウンター越しにご主人と食器の受け渡しがスムーズにできる点でも重宝しているそうです。

家族が過ごすリビングの一角にお仏壇を配置

お仏壇を置く場所を決めかねていたというご主人。解決の糸口となったのが、「リビングに扉付きのお仏壇収納をしつらえてみてはいかがでしょう」という設計担当者の言葉でした。扉を閉じておけばインテリアにも調和し、また家族が集まるリビングなので皆で手を合わせやすいのもよいところ。幼いお孫さんが木魚を叩く愛らしい姿も、穏やかな日常の風景として溶け込んでいます。

ご主人が定年を迎えた頃、これからの暮らしにあったリフォームを考え始める

リビングに設置した、インテリアに調和する扉付きのお仏壇収納

各自の寝室に大容量のクローゼットを備える

1階の和室ふた間は、フローリング張りの洋室に。南側はお母様、北側はお父様がそれぞれの寝室として使われています。洋服やバッグ類を多く所有されているお母様の部屋には、ウォークインクローゼットを設置。部屋の間に挟まれたこの収納が遮音効果を生み、「主人の部屋の音はまず聞こえないですね」とお母様。それぞれ寝室を持つことで、好みの温度や環境で安眠できるようになりました。お父様の部屋に備えた天井まであるクローゼットには、洋服から暖房器具まですっきり収まり、必要な時には素早く取り出せます。

奥様の寝室

ご主人様の寝室

担当者の声

営業担当より

「息子世帯との同居を検討しているので室内のリフォームを相談したい」とお父様からお電話をいただいたのがきっかけで、大きな改装工事をさせていただくことになりました。 建物も20年が経過していたので、躯体だけを残して間取りから水道配管までを一新できる全改装商品「リメイク」をご提案させていただきました。 親世帯・子世帯から子世帯・孫世帯へと世代を超えて住み継いでいただき、建物を大切にお使いいただいて下さっていることを本当にうれしく思います。これからも末永くよろしくお願いいたします。

設計担当より

最近多く見られますが、単世帯でお住まいの二世帯住宅を再二世帯化したお客様です。息子様ご夫婦と同居ですので「分離度UP」を図るケースが多いところを、敢えて「無理なく融合」させる事ことをベースにしたプランとなっています。お打合せ中の両世帯のお人柄を察し、「孫育」などヘーベルハウスのコンセプトをご理解いただいた上で実現できました。 高耐久・耐震性に加え「高い可変性」が備わっているヘーベルハウス。 ご家族の変化に合わせ、もう一度住まいの見直しをしてみませんか。

A様ご一家と一緒に(左端:インテリアアドバイザー、右端:営業担当)

Reform Flow リフォームの流れ

リフォーム工事期間
4ヵ月間(2014年5月-2014年8月)
  1. 2013年9月

    旭化成リフォームに初回ご相談

  2. 2014年1月

    バス見学会にご参加

  3. 2014年5月

    着工

  4. 2014年9月

    完工・お引き渡し

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