CASE 61

Introduction

所在地

埼玉県

築年数

36年

床面積

1階97.58㎡/2階78.40㎡

家族構成

新築時→ご両親・M様・弟様 現在→お母様・M様

青果業を営んでいた先々代から続くご実家の土地は、果樹をはじめ多くの植栽が植えられた広々とした敷地でした。
そこに36年前、お父様がヘーベルハウスを新築されたそうです。
当時はお庭でバーベキューを楽しまれるなど賑やかに暮らしていましたが、M様と弟様が独立後、お父様がご逝去。
「高齢の母一人で広い庭の管理をするのは難しいのでは」とM様はお庭の見直しを検討しはじめると同時に、お母様のサポートができるよう2階をご自身のプライベート空間としてリフォームする計画もスタート。
都会の喧騒を離れ、光、風、空、美しい植栽とともに過ごす“OFFのための空間”を叶えられました。

Floor Image

2F 360度カメライメージ

Reform Flow リフォームの流れ

リフォーム工事期間
約1ヵ月間(2023年4月~5月)
  1. 2021年

    外壁塗装工事
    お庭の活用相談

  2. 2022年4月

    1階の窓を交換
    2階リフォームご契約

  3. 2023年4月

    2階リフォームご着工

  4. 2023年5月

    2階リフォーム完成

  5. 2024年4月

    1階浴室・洗面所の
    リフォーム実施

住まいの「強さ」を維持するために
構造を熟知したプロに依頼

ご実家のリフォーム計画が本格的に動き出したのはコロナ禍の真っ最中。外に出かけづらくなる中、雑木林のようになっていた庭を仲間と集う場所として活用できないかと手を入れることを決意されました。同時に誰も使っていない2階をM様のプライベート空間として一新し、お母様の暮らしを近くでサポートできるようにとプランニングを進めることになったそうです。

2階はもともとM様と弟様それぞれの部屋があり、細かく仕切られていました。壁をできるだけ取り払い、開放的で明るい空間にしたいと考えられましたが、「壁や柱は構造にかかわる大切な部分。だからこそプランニングや施工の依頼先はヘーベルハウスの構造を良く知る旭化成リフォーム一択でした。36年間家族を守り続けてくれた耐震性や耐久性を損なうわけにはいかないですから」とM様は話されます。

Floor Plan 2F間取り

  1. Before:2階は3部屋に分かれていて、各部屋で行き止まりの導線。M様とご姉弟が独立された後、誰も使わない空間になっていた。オープンロッジは新築当初からほとんど活用されていない状態だったそう。 Before

  2. After:オープンロッジアをアウトドアリビングとして活用し、室内をつなげて開放感あふれるLDKに。階段ホールを中心とした回遊導線を実現。LDKを大空間にするために耐震補強のブレースを移設し、地震の強さをキープ。窓を折り戸タイプに変更、フルオープンにしてオープンロッジアを室内とつなげて使えるように。リビングダイニングを常にスッキリ保てるよう、テレビ裏に大容量の収納を設置。リビングダイニング間にあった耐震補強のブレースはあえてスケルトンにし、LDKの開放感をアップ After リフォームプランは、リフォーム当時の法規制、社内ルールに則って作成しております。一部、ルール変更やお客様の仕様・年代などにより同じリフォームプランができない場合がございます。

庭・空とリビング・ダイニングがつながる
開放感たっぷりの空間を実現

プランニングでは、単に設備・内装を変更するなど「マイナスをゼロに戻す」リフォームではなく「建物の価値をより高める」リノベーションを目指されたというM様。「新しい空間は、“OFFの時間”を過ごすための場所にしたかったんです。静かに、穏やかに、心地よく暮らすために、ひときわ開放感にこだわりました」と教えていただきました。

担当者が提案したのは、庭に面した2部屋をリビング・ダイニングに変更し、ダイニングに隣接するオープンロッジアにデッキを新設するプラン。ダイニングの窓を開放すればひと続きのアウトドアリビングとしても使え、新たに庭・空・室内とのつながりを生み出すことができます。「キッチンの配置も最高でした。キッチンの正面にダイニングとオープンロッジアがあり、その向こうに庭の植栽が視界いっぱいに広がるように配置されていて……。ずっとわが家を見守ってきた植栽を眺めながら料理ができるのは素晴らしい」と強く思われたそうです。

開放感を実現するために構造計算の上、耐震補強のブレースを一部移動しました。リビング・ダイニング間にあったブレースは、もともとは壁内に隠されていましたが、今回のリフォームではあえて壁で覆わず剥き出しの状態に。リビング・ダイニング間の抜け感を演出しながら、デザイン要素としても活かしています。もう1箇所あったブレースは寝室と北側壁面に移設。耐震性を十分に確保しつつ、開放的でスタイリッシュな空間を演出しています。

「建物の価値がより高まり、理想のリノベーションになったと思います。いずれは庭の一部を仲間や地域の人々にも開放し、あたたかな結びつきを感じられるコミュニティをつくれたらと夢が膨らんでいます。永く住み続けられるヘーベルハウスとともに、素敵な“OFF空間”で元気をチャージしながら、ますますわが家を楽しんでいきたいですね」と嬉しいお言葉をいただきました。

Reform Gallery リフォームギャラリー

お客様の声

M様

仕事で空間デザインに携わっているため、デザインと機能性にはこだわりを持っていました。床材、壁面のタイルやクロス、キッチン、照明などさまざまなメーカーの製品を選定し、担当者にリクエストしました。担当者は私の要望を的確に汲み取ってコーディネートしてくれただけでなく、プラスαの提案も出してくれてとても楽しかったですね。おかげで心豊かに過ごせる理想の空間に仕上がったと思います。高齢の母が階下に住んでいる状態での工事でしたが、安全面の配慮はもちろん、スタッフの方々の挨拶や清掃も徹底されていて、親子ともに安心してお任せすることができました。

インテリア担当者の声

今回のリフォームでは、日頃ご多忙のM様が早く帰りたくなるような、そしてリラックスして心地よく過ごせるようなご提案ができないかと考えました。インテリアはシンプルで飽きのこない素材をポイントに、すべての内装材が良い“背景”になるようにコーディネートしています。一方、手に触れる部分の素材はかなりの時間をかけて厳選。心地よさを感じていただけるように配慮しました。センスの良いM様が家具や好きなアートなどをひとつずつ吟味しながら揃えられ、お伺いする度に空間が素敵に彩られていったのを記憶しております。このように大切に住んでいただき、私も幸せな気分になりました。

設計担当者の声

M様は建築に精通しておられ、お打合せの際には私自身もとても勉強になりました。今回のリフォームはご家族だけでなく、ご友人など多くの方が集まり楽しく過ごせるgarden houseをコンセプトとしてプランニングのお手伝いをさせていただきました。皆様が集まるお庭を一望できる位置に20帖を超える開放的なLDKをレイアウトし、さらに隣接するオープンロッジアにデッキの新設を計画しアウトドアリビングとさせていただきました。室内と屋外がつながる、開放感あふれる住まいになったと感じています。ご家族やゲストが集まり、素晴らしいひとときを過ごされることを楽しみにしております。

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