リフォーム実例集CASE 9

CASE 9

Introduction

所在地

神奈川県横浜市

築年数

25年

床面積

1階 128.55㎡ 2階 120.51㎡

間取り

リフォーム前:4LDK
リフォーム後:4LDK

家族構成

新築時:祖父、祖母、ご主人、奥様、長男、次男
リフォーム時:ご主人、奥様

Y邸[神奈川県横浜市]

Y邸は、一階にご両親とお祖母様、二階にご自分の家族という二世帯住宅として建てられました。時が流れ、お祖母様、ご両親が亡くなり、しばらく一階は空家状態に。さらに、奥様が足を悪くされ、二階への上り下りが危険になったこともあって、一階をリフォームして移り住むことになりました。ヘーベルハウスのリフォームカタログ「リメイク」をご覧になったY様は、さっそく旭化成リフォームの担当営業所に連絡を入れ、Y邸のリフォーム計画がスタートします。完全分離型二世帯住宅だったため、住み続けながらのリフォームでしたが、Y邸リフォームのユニークなところは、その結果として空家状態となる二階を、今話題のシェアハウスという方法で有効活用しようと考えたことでした。

Floor Plan Y邸間取り

  1. Before

  2. After

ポイント1 徹底的にバリアフリー

奥様のこと、将来のご自分のことを考えた完全バリアフリー住宅

リフォーム計画を一貫してリードしたのは、最近定年退職されたばかりというY様。10年近く空家状態であったことから、キッチン、バス、トイレといった水回りはすべて新しく交換。床、壁、天井の内装材もほぼ全面的な張り替えとなりました。もっとも様子が一変したLDKをはじめ、居室の配置、間取りの変更、設備の交換など、Y邸のリフォームにはいくつかのポイントがありましたが、共通してY様が気を使われたのが、足が不自由な奥様のためのバリアフリー対策でした。たとえば、住宅内の段差を極力なくし、将来、車椅子が必要になることを想定して、寝室やバスルームの出入り口を広く設定。さらに洗面所には車椅子で入れるよう追加のトイレが新設されました。もともとご両親がお住まいだったことから、手すりは以前からありましたが、壁を補強して増設。さらに、リフォーム完了後も、実際の暮らしのなかで必要と実感した場所に、Y様自ら追加設置されたそうです。Y様は「いずれ私も必要になりますから」と照れ笑いされますが、奥様への温かい思いやりが感じられます。

Y様ご夫婦

Y邸1階間取り

①洋室

LDKに隣接する二つの和室。かつては、親戚が大勢集まるときなど襖を開け放ってひと続きの部屋として使用する必要がありました。今回のリフォームでは、その一つを洋室にリフォーム。もう一つの和室との間に壁が造られ、ご夫妻の寝室になりました。

Before

工事中

After

②バスルーム/洗面所

水廻りはすべて一新されました。バスルームも全面改装で、洗面所の床面と浴室の間の段差をなくし、浴槽も足の不自由な奥様にも使いやすいタイプが選ばれました。さらに、洗面所に車椅子のままアクセスできるトイレが新設されました。

  1. Before

  2. After

  1. Before

  2. After

③玄関

玄関ホール、廊下には、縦位置、横位置の手すりが多数設置されました。玄関を入って正面は、ご夫妻の寝室となった洋室。施工中の写真を見ると、車椅子がスムーズに通れるよう、床面の段差をなくしたほか、出入口が大きくなっているのがわかります。

Before

工事中

After

④リビング

DKとリビングの間の壁を取り払い、オープンなLDK空間を実現。床、壁、天井の内装材を取り除きスケルトンにしてから”リメイク”(造り直し)するので、空間が劇的に変化します。ペニンシュラ型キッチンも、そのカラーもご主人のセレクションです。

Before

工事中

After

ポイント2 集住の新しい可能性〜シェアハウス

キッチンにいながらお子様の気配を感じられる勉強コーナー

Y邸のリフォームには実はまだ続きがあります。空いた二階をどうするか……。そのまま放っておけば、いずれ劣化し、傷んででしまいます。丸ごと賃貸など、いろいろな選択肢を考えていたときに、Y様の耳に留まったのがテレビから流れてきた「シェアハウス」という言葉でした。Y様からのお問い合わせを受けて、営業担当・堀越は、旭化成ホームズくらしノベーション研究所に相談、同研究所と親交のある千葉大学の小林秀樹先生(コミュニティ研究の第1人者)の研究室でシェアハウスの実地研究先を探していた丁志映(チョン・ジヨン)先生を紹介されると、とんとん拍子に話がまとまり、Y様、丁先生、旭化成リフォーム、くらしノベーション研究所が協力して、シェアハウス化推進プロジェクトをスタートさせることに。現在、来春の入居をめざして、Y様のご予算に合わせたリフォームとDIY(入居者自ら手を加えてもらう)部分の配分や間取りの詳細などを検討中で、入居希望者に参加してもらい、共に暮らし方を考える、丁先生企画のワークショップも開催されることになっています。

Y様ご夫妻と丁先生、および研究室の学生スタッフさんたちとシェアハウスプロジェクトの打ち合わせ。Y邸2階での打ち合わせ風景。この日は、千葉大学で学生20人を集めて行われた、ワークショップのシミュレーションの結果がY様に報告され、10月末開催予定のワークショップ本番に向けて、現場のチェックが行われました。

シェアハウスプロジェクトの打ち合わせ風景

Floor Plan Y邸2階間取り

  1. Before

  2. After

シェアハウスって何?

シェアハウスとは、入居者は基本的に個室のみを占有し、LDK、トイレ、バスルーム、洗濯機といった空間や設備は共用する集住スタイルで、入居者の間に自然と交流が生まれる面白さが近年、若者を中心に注目を集めています。

ワークショップ用に作成された間取り図。現在、5〜6人用のシェアハウスが検討されています。

丁 志映 (チョン・ジヨン) 千葉大学大学院工学研究科助教。1996年韓国釜山女子大学校卒業。98年同学で家政学修士修了。2003年日本女子大学大学院博士課程修了(学術博士)。日韓のさまざまな研究・教育機関における研究員、非常勤講師を経て、2007年より現職。専門分野は住環境デザイン、コミュニティデザイン、建築計画で、主に居住者参加型ハウジング(コウハウジング、コレクティブハウジング、コーポラティブハウジング、シェアハウス、同好人住宅等)を研究。 著書に『現代集合住宅のリ・デザイン-事例で読む「ひと・時間・空間」の計画』(共著、彰国社、2010年)のほか、論文、紙誌への寄稿、テレビ出演多数。 丁先生は、Y様との初顔合わせがあった今年1月以降、Y邸の周辺調査を実施、沿線に大学など教育機関がいくつもあり、市場としては可能性があると判断され、これからY邸二階をどのようなシェアハウスにしていくか、入居希望者とともに考えるワークショプ開催を提案、すでに千葉大学の学生20名によるシミュレーションを実施されています。実際のワークショップは、10月末に開催予定で、その成果はY邸のシェアハウス作りに活かされるとのこと。

丁 志映 (チョン・ジヨン)

担当者の声

営業担当より

「いろいろと豊富な知識と経験をお持ちのお客様でしたので、こちらが多くのことを学ばせていただきました。毎回、とても有意義なお打ち合わせをさせて頂き、感謝しております」

Reform Flow リフォームの流れ

リフォーム工事期間
2ヶ月間(2010年9月-2010年10月)
  1. 2010年4月

    カタログ請求・新商品リメイクのご紹介

  2. 2010年5月~8月

    打ち合わせ ショールーム見学 等

  3. 2010年8月

    1階全改装リメイク ご契約

  4. 2010年9月27日

    着工

  5. 2010年11月下旬

    完成直前現場見学会・完成引き渡し

  6. 2010年11月30日

    2階から1階へお引越し

  7. 2011年2月~

    2階シェアハウス化 打ち合わせ開始(千葉大学とコラボレーション)

  8. 2011年3~7月

    千葉大 丁先生たちも含め打ち合わせ

  9. 2011年7月

    プラン決定・確認申請提出

  10. 2011年10月下旬

    第一回ワークショップ開催予定

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