この家で、
これからも
家族の想いが響きあっていく。
親からこどもへ。
そして、そのまたこどもたちへ。
家族の未来へと
やさしく託されていく、
ささやかだけれど
希望に満ちたかけがえのない想い。
その想いを包み込み、
寄り添い続ける場所でありたい。
いつも、いつまでも、
家族とともに生きていく家でありたい。
『88』
Lyrics and Music by MONO NO AWARE
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洗濯物が揺れている
おひさま吸い込む布団がひとつ
叩くほどに音が出る
舞い上がる埃が光って光って光って見える
飛びたいあの空の奥を見たい
それ踏み込めペダル
名も知らないお玉杓子見つけては
どしどし追いかけ回す
トーストちょっと残してる
ここ数日どうしてか心がふたつ
隣り合わせの白黒がつかないまま
あなたに触れる
背中を押した 1の指
道を示した 2の指
どこで覚えた 3の指
縁を結んだ 4の指
約束をしよう
やりたいことは何でもやってやろう
それ踏み込めペダル
間違うのが怖いけど止まらない
どしどし踏み込むペダル
洗濯物が揺れている
おひさま吸い込む布団がみっつ
叩くほどに音が出る
舞い上がる埃が光って光って光って見える
飛びたいあの空の奥を見たい
それ踏み込めペダル
耳貸しなでかい拍手聞こえたかい
どしどし追いかけ回そう
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家族構成は、父、母、双子の長女と次女、三女。幼いころも、反抗期も、社会に出てからも、ずっと実家のピアノを弾きながら成長してきた母。結婚を機に建てたのは、実家のようにピアノが真ん中にある家。こどものころの母がそうだったように、家族に見守られながら奏でる双子の姉妹のピアノが、今日もリビングに元気よく響いています。
「この動画をとくに気に入ってくれたのは私の母でした。幼少期の母は、憧れを抱いていたピアノを習うことができず、悔しい思いをして過ごしていました。今回の動画で、娘のみならず孫を通して、果たせなかった自分の夢を、今、ようやく果たせたような気持ちになったと話していました。母の想いをたくさん聞けて、娘として、とても嬉しくあたたかい気持ちになりました。家を建てて終わりなのではなく、家とともに家族の物語が続いていく、というヘーベルハウスの考え方にはとても共感できます。これからもこのヘーベルハウスで、たくさんの家族の思い出や歴史を築いていけたらと思います。MONO NO AWARE さんの『88』は、わたしたち家族の応援歌となり、今日も子どもたちが口ずさんでいます」
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Music:
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家族の実話をベースに書き下ろされたオリジナルソング。
MONO NO AWARE『 88 』
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「実家にあった88鍵のピアノ。音が出るだけで、保育士の祖母が褒めそやしてくれたピアノ。月謝払い続けた幾年で、結局ドラクエのテーマしか弾けずに終わったピアノ。いつだか友達が得意げに、拳で黒鍵叩くだけで弾ける曲を教えてくれたピアノ。それでもやはり音が出るだけで、ぱちぱちと拍手が聞こえてきたピアノ」
玉置周啓(MONO NO AWARE)
玉置周啓、加藤成順、竹田綾子、柳澤豊からなるバンド、MONO NO AWARE。
ポップの土俵にいながらも、多彩なバックグラウンド匂わすサウンド、期待を裏切るメロディライン、言葉遊びに長けた歌詞で、自由な音を奏でる。FUJI ROCK FESTIVAL’16 “ROOKIE A GO-GO”から、翌年の投票でメインステージに出演。数々の国内フェスに出演するなど次世代バンドとして注目を集める。アルバム制作、映画主題歌や番組、ドラマむけ書き下ろし楽曲の制作等、精力的に活動。
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「こどもの頃の私にとって、“家がある”というのはあまりにも当たり前なことでした。ある時、反抗期で家の壁に穴を開けてしまい、父が泣きそうになっていたのを初めて見たとき、物欲もない父の宝物が家だったんだと気づき、とても後悔したのを今も何度も思い出します。こうして家には、記憶が刻まれていく。今回のストーリーにも深く共感し、大切に演じさせていただきました。このスペシャルムービーを見ながら、いつかの記憶や、未来の夢を重ねていただければ嬉しいです」
1992年生まれ、徳島県出身。
近年の主な作品に、映画『零落』(23)、『母性』『Ribbon』(22)、『あのこは貴族』(21)、『PLAY!~勝つとか負けるとかどーでもよくて~』『ペナルティーループ』(24)、ドラマ『私の夫は-あの娘の恋人-』(テレビ大阪)、『ガンニバル』(ディズニープラス)、『韓国ドラマな恋がしたい』(Netflix)、音楽劇『死んだかいぞく』(24)など。
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「ヘーベルハウスにお住まいの方から頂いた、“ピアノが真ん中にある家”という取材エピソードから創作したムービーです。家という空間の中で交わされる家族のまなざしがテーマとなっています。終盤、キッチンからまなざす山下さんのお芝居は、たった5秒弱ではありますが、このムービーで撮りたかったものがぎゅっと詰まっている気がしています。今作は台詞がほぼ聴こえない映像なのですが、MONO NO AWARE さんが書き下ろしてくださった楽曲がそのぶんを雄弁に物語っています。直接的にストーリーを説明するでもなく、心地よい距離感のまま映像と並走してくださいました。今回のムービーを、溢れるユーモアとともに遠くまで連れていってくれたのは、紛れもなく音楽の力です。この楽曲と一緒に生まれる映像をともにつくれるなんて、本当に幸福な仕事でした」
映画、ドラマ、CM 等の映像ディレクター。
2021年 「サマーフィルムにのって」で長編映画デビュー。他、主な作品に映画「青葉家のテーブル」、WOWOW ドラマ「ながたんと青と」、NHK 藤子・F・不二雄SF 短編ドラマ「親子とりかえばや」、テレビ東京「お耳に合いましたら。」、くるり、日向坂46、サニーデイ・サービスのMV など。第13回 TAMA 映画賞最優秀新進監督賞。第31回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞。